第37回 2021年秋季試験、実用タイ語3級を受験してきました!
実は春季試験で4級を受け、合格したらそこでタイ語の勉強はストップと思っていたのですが、まさかのコロナによる影響でバンコク会場は中止・・・。
中止が決定した時点で4級合格圏内だったので、そこから何を思ったのか秋季試験で3級を目指すことに。
今思えば、ステイホームで判断能力が落ちていたなぁと(笑)
タイ語検定3級合格に向けて、私が行った勉強方法や使っていた問題集などを紹介したいと思います。
今後受験する方の少しでも参考になればうれしいです。
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実用タイ語検定とは
実用タイ語検定とは、日本タイ語検定協会が行っているタイ語の知識レベルを図るための試験です。
試験は5級~1級まであり、各級で筆記試験・リスニング試験があります。
春と秋の年2回開催されているのですが、準2級は春季のみ、2級と1級は秋季のみの開催となっています。
ちなみに私が今回受験した3級は、以下のような査定内容になっています。
短い文章の読解・聴解・記述・口述ができる。日常生活においてタイ人と意思疎通が可能なレベル。
以下の合格率の数値を見てもわかるように、3級からグンと難しくなります。
というのも、単語の量が4級とは半端ない・・・。
食べる「กิน 」という単語も3級になると召し上がるという意味の「ทาน」や「รับประทาน」が使用されるようになってきます。
さらに文法もたくさんあるんですよね。
下記にどんな問題が出題されるのかも紹介しているので、受験しようか迷っている方は参考にしてみてください。
合格率
私が受験した第37回 2021年秋季試験の合格率は以下の通り。
級 | 合格率 | 平均点 |
---|---|---|
5級 | 63.0% | 71.6点 |
4級 | 57.6% | 71.9点 |
3級 | 36.7% | 60.7点 |
実用タイ語検定試験公式ホームページより引用。各級共に70点以上で合格。
現時点で2級以上の2次試験が終了していないので、3級までの結果です。
3級から合格率がガクンと下がるんですよね。
過去問をみていると、2015・2016年あたりから3級のレベルが難しくなってきているような気がします。
タイ語検定3級問題
いざ、受験したいと思ってもどんな問題が出るのか気になりますよね。
実用タイ語検定試験ホームページにサンプル問題が掲載されているので、引用し解説したいと思います。
筆記試験はすべてマークシート方式で60分。リスニングは約15分間です。
設問1
カッコにあてはまる適切な単語を選択する問題10問です。
この例題の解答は選択肢2の「ออก」が入ります。
設問2
設問2はタイ語検定ホームページのサンプル問題の4で出されている並び替え問題10問です。
サンプル問題では、すべての単語を並び替える問題になっていますが、実際の検定問題は4単語のみの並び替えで出題形式が違ってきます。
ちなみにこの例題の解答は「31425」です。
設問3
ここでは日本語文と内容が一致しないものをタイ語文4文の中から選ぶ問題です。
5問出題されます。
サンプル問題の中には例題がありません。
微妙なニュアンスの違いをついてくるので、選択肢のタイ語文をすべて読まなければならないため、読むスピードが必要になってきます。
設問4
設問4は単語問題。
日本語の意味に合うタイ単語を選ぶ問題です。
3級の問題の中で一番点数が取れるところだと思います。
5問出題されます。
設問5
設問5でも設問4に引き続き単語問題です。
ここでは単語のスペルチェック問題。
選択肢4つの中から正しいスペルのものを1つ選びます。
日本語の意味は書かれていないので、注意。
5問出題されます。
設問6
会話長文問題。
A4の問題プリント約1枚分に書かれた会話が10か所虫食いになっています。
会話の流れに合うように虫食いになった部分を選択肢からえらんで埋めていく問題です。
個人的にはこの会話文が一番の難点。
タイ文化やタイの地名、タイの花などが頻出するので、タイ文化をある程度知っておくと会話の内容が理解しやすいと思います。
設問7
最後は長文問題です。
4級でもあった長文問題。
A4プリント半分くらいの量の長文がタイ文字で書かれています。
長文の内容に対しての問題が5問あるので、それに対して回答します。
ちなみに、問いも選択肢もすべてタイ文字で書かれています。
リスニング1
リスニング1ではタイ語で流れてくる質問文に対しての解答を選択肢から選びます。
問題は5問出題されます。
リスニング2
リスニングの長文が3~4分読まれます。(同じ内容を2度)
その後、長文の内容に対しての問題が5問あるので、それに対して選択肢から選び回答します。
私の中ではこれもハードルが高くて・・・。
とにかく聞こえてきたキーワードをメモして、解答するという方法でした。
勉強方法&おすすめ問題集
個人的に、3級はスピード勝負だと思っています。
じっくり考えたら解ける問題でも、長文2つを含む設問7まで60分で解答しなければならないのですがから・・・。
お勧めなのが以下の2冊。
3級の問題にはこの本から似たような例文が出題されたこともあるようで、私もこれを使用しました。
CDも付属されているので、リスニング対策にもいいと思います。
さらに必ず必要になってくるのが、過去問。
最低でも2年分、できれば4年分解くといいかも。
時間配分や自分が解きやすいコツをつかんでおくといいかも。
そして、過去問で出てきたわからない単語はとにかく書き出して覚える!
4級の対策でも使用したスマホアプリ「WordHolic」を使用して少しでも時間があれば、単語を覚えていました。
WordHolicのダウンロードページ
TLSが出版しているタイ語検定単語集も補助的に使用していました。
後はとにかくタイ文字を読むことになれるために、Twitterでタイ語のニュースをフォローして読んだりもしていましたよ。
まとめ
タイ語検定3級の勉強方法やおすすめの問題集についてまとめてみました。
とにかく3級は時間との勝負。
わからない単語が出てきてもタイ語文を読み進めることになれること。
ちなみに私は設問5までを30分で解き、長文6・7に15分ずつ使って解きました。
これから勉強する人は、ぜひ頑張ってください!
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