シラチャへ引っ越してきてから切に願っていたこと。
それは「タイの運転免許証が欲しい!」。
バンコクに住んでいたときには必要性を感じなかったんだけど、シラチャではちょこっと運転できると何かと便利。
我が家は日本人学校の学区の関係からシラチャに引っ越すことが決まっていたので、引越し日が近づいていた時に「そろそろ取りにいかなきゃね」と主人ともよく話していました。
が、「まだ大丈夫、まだ大丈夫」と思っているうちにコロナの影響でロックダウン・・・。
免許を取得する前にシラチャヘ引っ越し現在に至っていました。
7月に陸運局がオープンしたと知ってからウズウズしていたのですが、やっと免許取得できましたー!!
バンコクでの運転免許証取得情報はたくさんあったのですが、シラチャでの取得情報はあまりなく・・・。
今回、私がパタヤで取得してきた情報をまとめてみました。
もし今後取得しに行く方の少しでも参考になれば嬉しいです。
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タイ運転免許取得に必要な書類
今回は、主人と一緒に運転免許を取得したので「ワークパミット持参者」と「帯同家族ビザ(Oビザ)持参者」に分けて紹介したいと思います。
といってもほぼ同じですが・・・念のため。
ちなみに私は日本で国際免許を取得して来ていない状態です。(日本の運転免許証のみ取得している状態です)
ワークパミットを持っている人
- パスポート(原本及び顔写真・ビザページ・入国スタンプ(直近)ページのコピー)
- 日本の運転免許証(原本及びコピー)
- 運転免許証抜粋証明(英文)
- 健康診断書
- ワークパミット(原本及びコピー)
ワークパミットのコピーは、顔写真ページと記載事項があるページのコピーが必要。
家族帯同ビザ(Oビザ)の人
- パスポート(原本及び顔写真・ビザページ・入国スタンプ(直近)ページのコピー)
- 日本の運転免許証(原本及びコピー)
- 運転免許証抜粋証明(英文)
- 健康診断書
- 在留届出済証明(英文)
「運転免許証抜粋証明(英文)」「在留届出済証明(英文)」は、タイ日本大使館へ行って取得する必要があります。
私が行ったときには1日では発行してくれず、後日もう一度大使館へ行く必要がありました。急いでいる人は注意!
コピーした書類には、余白に青色ペンでパスポートと同じサインをしておきましょう。
健康診断書は、以下の項目に詳しくまとめているので参考にしてください。
「ビザのページのコピー」と「入国スタンプ(直近のもの)」は日本人大使館ホームページには必要書類として表記されていませんでしたが、念のためコピーして持参したら回収されたので、持って行くことをおすすめします。「90日レポート」は持参しましたが、返却されたので不要でした。
健康診断書@サミティベート病院
健康診断書は、病院で作ってもらう必要があります。
私は、サミティベート病院で作成してもらいました。
値段はタイ文200B、英文350B。
受付の人に聞くと「タイ文(タイ語のもの)でも全然大丈夫ですよ」というので、タイ語で作成してもらいましたよ。
健康診断書を作成してもらうにあたって特別なことはしていませんが、診察内容をまとめておきますね。
健康診断書作成のための診察内容
- 身長・体重・血圧・体温を測る
- 先生の問診
- 先生からの質問に答える(最近の事故の有無、手術したこと・持病はあるか・入院したことはあるか)
- 瞳孔のチェック
- 喉のチェック
- 聴診器で心臓音、肺のチェック
- 診断書にサイン
空いていたのもあるとは思いますが、主人と2人合わせて20分ほどで作成してくれましたよ。
特に予約の必要もないので、時間のあるときに行きましょう。
ただ、作成してもらった健康診断書は有効期限が1ヶ月なので注意!
以下にも記入していますが、陸運局では予約が必要なので健康診断書は予約をしてから取得してからの方がベスト。
チョンブリ陸運局シラチャ群支局の場所
我が家はチョンブリ県のシラチャに住んでいるので、一番近い陸運局はシラチャにあるチョンブリ陸運局なんです。
地図ではこちらの場所。
「えっ!?今回パタヤで取得したんじゃないの?」って思いました?
実は最初に免許取得の為に向かったのがこちらの場所だったんです。
単純に家から一番近い場所ってことで向かったのですが、これが失敗・・・。
必要書類を一式そろえて行ったは良いものの、表示も会話も全てタイ語オンリー。
とりあえず「免許を取得したい」と伝えると2階の2番カウンターへ行くように伝えられました。
が、カウンターで対応してくれたおばちゃんがめちゃくちゃ早いタイ語で話すから全く聞き取れず・・・。
おどおどしていると、たまたま近くにいた優しいタイ人男性が英語で通訳してくれたんです。
- アフターコロナで、運転免許を取得・更新するには予約が必要
- 今日(8月時点)予約すると、10月になる
- チョンブリ県では陸運局が3ヶ所(シラチャ、パタヤ、もう一箇所は忘れました・・・)があってどこでも取得できる
ということを受付のおばちゃんが言ってると教えてくれました。
もしここで取得するとしてもタイ語が必須となるということも考えて、通訳してくれたお兄さんの勧めからパタヤの陸運局へ行ってみることに。
この時、優しいタイ人お兄さんに出会ってなければどうなってたことやら。
お兄さんがめちゃくちゃ神に見えましたよ。
っということで前置きが長くなりましたが、パタヤ陸運局での運転免許取得体験を以下に紹介しますね。
パタヤ陸運局の場所・アクセス
私がタイの運転免許取得で実際に行ってきたのが、パタヤにある陸運局。
地図ではこちらの場所。
ただ、こちらの場所が非常に分かりづらい。
インターナショナルスクールの奥にあるので、幹線道路から行く場合はインターナショナルスクールの駐車場(敷地)を通り抜けて行きましょう。
シラチャの陸運局とは違って、立地柄外国人の取得者が多いためか一部スタッフは英語がはなせました。
さらに陸運局内の表記もタイ語に加えて英語もあるので、シラチャ在住の方はパタヤでの取得がおすすめです。
予約を取る
タイの運転免許証を取得・更新するためには、検査を受けなければいけません。
これは日本の運転免許も同じですよね。
コロナ前は予約の必要がなかったようなのですが、現在では外国人が運転免許証を取得・更新する場合は上記の必要書類をそろえて陸運局へ行き検査日の予約を取る必要がありました。(健康診断書の箇所にも書きましたが、健康診断書は有効期限があるので注意)
パタヤの陸運局へ入ると、入口右手側に外国人用の小さな発券機があります。
この発券機で順番を取って待ちましょう。
階段横の画面に番号と窓口番号が表示されるので、表示された窓口番号まで行きましょう。
私の場合(たぶん全員)は、11番窓口へ行くよう表示が出たので、階段を上がってすぐにある11番窓口へ持参した書類一式とパスポート原本、日本の運転免許証原本を渡しました。
お姉さんが書類を確認してくれ、問題がなければ「申請用紙」を渡され記入するように伝えられます。
申請用紙を記入する場所にもスタッフがいて、記入する項目・場所を教えてくれるので安心でしたよ。
ちなみに申請用紙には、名前と電話番号を記入するのみで簡単なものでした。
申請用紙に記入が終わると、再度11番窓口へ。
検査の予約日・時間などを伝えられ(さらに必要書類がある場合は、この時に伝えられます)この日は終了。
ちなみに私が行ったのは、8月中旬で予約が取れたのが10月末でした。
が、1ヶ月経ったある日、陸運局から電話がかかってきて「4日後に検査を受けれるからおいで」と(笑)
特に主人の急ぎの予定が無かったから良かったものの、断っていたらどうなっていたんだろう・・・。
運転免許証取得の適性検査
適性検査には子供連れは不可なので注意。夫婦で取得する場合は、午前と午後で予約時間を分けてくれるなど配慮してくれます。
当日はまず11番窓口へ行き、揃えた書類、パスポート原本、日本の運転免許証原本、ワークパミット原本(所有者のみ)を提出します。
待機場所を伝えられるので、待機場所で呼ばれるまで待ちましょう。
適性検査の流れは以下のような感じ。
- 適性検査(色彩識別検査)
- 適性検査(ブレーキ動作検査)
- 適性検査(深視力検査)
- ビデオ講習
- 免許証発行料金の支払い
- 写真撮影
- 免許証受取り
検査の説明などは全て英語で行ってくれるので、安心してください。
検査のチャンスはそれぞれ2回。2回失敗すると次の日に再検査です。
step
1適性検査(色彩識別検査)
壁に貼られたチェック表から3m離れ、お姉さんが指さす色を答えるという単純なもの。
赤・黄色・緑・青の4色がありましたよ。
回答は英語でOK。もちろんタイ語で答えてもOKです。
この検査に合格したら腕にスタンプを押されましたよ。
「これがもし消えてしまったら、もう一度検査を受けてもらいますよ」と冗談っぽく注意されましたが、チェックされることはなく・・・。
主人は汗で消えたら困るからと、2つ押していました(笑)
step
2適性検査(ブレーキ動作検査)
こちらも検査機械から3m離れた地点に座って行います。
足元にはアクセルとブレーキがありますよ。
アクセルを踏むと緑色のランプがつき、その左にあるバーが上がっていきます。
赤線が引かれた箇所を越えないようにブレーキを踏めばOK。
少しでもオーバーすると不合格です。
step
3適性検査(深視力検査)
個人的にはこれが一番難しかった・・・。
実は1回目に不合格になってしまって、2回目はめちゃくちゃドキドキ。
こちらも同じように3m離れた地点に座って行います。
検査機械の中には、固定された棒が1本、前後(手前と奥)に動く棒が1本、計2本の棒があります。
前後に動く棒を動かして、固定された棒と水平になる位置に合わせるというもの。
これは時間制限なくOKだと思う位置で調整したら、検査官のお姉さんに伝えるという感じでした。
意外とこれで苦戦している人が多かったように思います。
でもこれに合格すれば、免許がもらえたようなもの。頑張って!
step
4ビデオ講習
小さい部屋にギュウギュウ詰めの状態で45分間のビデオ視聴(英語)。
テレビも20インチくらいの小さいもので、字が小さくて見づらかった・・・。
内容は道路標識や、信号の確認、車線境界線、交差点での優先順位、事故時の対応などなど。
要所要所でクイズが入ったりしますが、45分は長かった・・・。
とにかく「セーフティ。セーフティ。」と連呼していたのが印象的でした。
それだけタイは交通事故が多いんでしょうね。
視聴後に、チェックが終わった書類一式と、パスポート原本、日本の運転免許証原本が返却されます。
書類一式の指定されたサイン欄にサインをしたら視聴は終了です。
step
5免許証発行料金の支払い
ビデオ視聴後は、書類一式をもって料金支払い窓口へ行きお金を支払うよう案内があります。
免許取得料金は以下の通り。
料金 | |
---|---|
新規での運転免許証発行 | 205バーツ |
免許証の更新 | 505バーツ |
バイクの免許取得 | 105バーツ |
私は新規での取得のため205バーツを支払いました。
新規での取得は有効期限が2年。
その後、505バーツを支払って更新すると有効期限が5年に延長されます。
step
6写真撮影
お金を支払うと、受付番号が書かれた紙をもらえます。
順番が来ると、電光掲示板に番号が表示されるので写真撮影場所へ行きましょう。
意外と普通のカメラで撮影されるので、ビックリしました・・・。
貸出用のワイシャツなどもありましたが、着る人いるのかなぁ。
step
7免許証受取り
写真撮影が終了して約5分後に、再度番号を呼ばれ免許証を受け取ります。
意外と早くてビックリ!
受け取った時にここまでの過程が長かったからか、思わず「やった!」と呟き周りにいたタイ人にガン見されてしまった(笑)
この日は約2時間で終了でした。
まとめ
タイでの運転免許証取得についてまとめてみました。
ずらずらと長くなってしまって、分かりづらくなってしまったかも・・・。
ちなみに私たちと同じタイミングで検査を受けた人たちは、皆更新の人だったので新規取得も更新も同じ検査過程なんですね。
実際に運転することはなくても、パスポートの代わりの身分証明として取っておくのにもおすすめ。
旅行に行った際にパスポートを預けてバイクを借りたり、ショッピングモールで子ども用カートを借りたりとする機会もありますよね。
そんなときにも運転免許証が使えるので、便利ですよ。
まぁ運転はほぼ主人にお願いして、私はペーパードライバーになりそうですがね(笑)
今後取得する方のお役に立てば嬉しいです。
施設詳細
パタヤ陸運局
住所 | 143 Moo 1 Pong, Pattaya City, Bang Lamung District, Chonburi 20150 |
---|---|
地図 | Googleマップで地図を開く |
TEL | +66(0)38-069-054 |
営業時間 | 8:30-12:00、13:00-15:30 |
定休日 | 土日祝日 |
その他 | 駐車場あり、トイレ有、コピー機あり |
Website | HP |
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